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急成長中のWeb広告が重要である理由と強みを活かす方法

Web広告の重要性は年々高まりを見せており、オンラインで確実な集客を獲得するためには欠かせない施策となりました。

今回は、なぜWeb広告が重宝されるのか、具体的な施策の特徴をお伝えします。また、Web広告を適切に運用するために必要な不正対策もご紹介します。

 

2020年のWeb広告市場はどんな成長を遂げたのか

新型コロナウイルスの影響により、世界全体で社会活動の停滞と減速が発生しました。特にオフラインの活動は壊滅的に減少していましたが、Web広告市場は前向きな兆しも見られます。
 

以下の記事を参考にしながら、押さえておくべきポイントを確認しましょう。

参考:MARKETIMES「2020年の国内インターネット広告媒体費 詳細分析が発表【電通グループ会社調査】」

 

ビデオ広告とソーシャル広告の成長

まず特徴的なのが、ビデオ広告とソーシャル広告の成長です。動画を使ったWeb広告の市場規模は、日本国内で前年比121.3%の3,862億円となり、インターネット広告媒体費全体の22.0%となりました。
 

また、ソーシャル広告についても、同様の成長が見られます。ソーシャル広告の費用は前年比116.1%の5,687億円にのぼり、インターネット広告媒体費全体の32.4%という、ビデオ広告を追い抜く規模となっています。更に広告費全体で見れば、2020年は市場規模が縮小した年でもありました。日本の総広告費は前年比88.8%の6兆1,594億円にとどまり、新型コロナが悪影響を及ぼしていることがわかります。


一方でビデオ広告やソーシャル広告が成長しているということは、広告にかける割合の比重がオフラインからオンラインにシフトしていると考えられます。ウィズコロナ時代において、ますますWeb広告の重要性が高まっていくでしょう。

 

2021年には市場全体の成長の見込みも

ウィズコロナが浸透してきた今日ですが、2021年には前年に落ち込んだ広告市場が回復していくという前向きな見方もされています。2021年インターネット広告媒体費は、前年の107.7%となる全体で1兆8,912億円まで回復及び成長するとされており、短期的なWeb広告バブルに終わらない可能性が高いと考えられます。
 

オンライン施策はコロナ禍における一時しのぎとされることもありますが、新型コロナを通じて、Web広告は本格的な広告文化として根づきつつあるのです。

 

主要なWeb広告の特徴と運用すべきフェーズについて

ここでは、上記でも紹介したWeb広告手法を含め、それぞれの具体的な特徴をご紹介します。各企業のフェーズに応じて運用すべきタイミングは異なるため、最も有益な手段を選択しましょう。

 

リスティング広告

Web広告で最もポピュラーな施策の一つが、リスティング広告です。GoogleやYahoo!といった検索エンジンに広告を掲載できることから、検索連動型広告とも呼ばれます。検索エンジンのユーザーニーズを検索ワードなどから分析し、関連性が高いと思われるユーザーに広告を表示する手法です。
 

リスティング広告は通常の検索結果とは違い、広告枠が特別に設けられ、そこに情報が表示されます。価格や写真など、通常の検索結果では表現できない情報も盛り込めるため、有用性の高い広告です。クリック課金性なので、多くの予算を必要としない、リーズナブルなアピールができるのも特徴です。


運用機会としては、自社商品の宣伝活動や販売促進が代表的な事例です。オンラインで商品やサービスを販売したいが、長期的なSEO対策だけでは売り上げが見込めない、と言った時に活用すると効果的です。

 

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、Webサイトのトピックに応じて広告を掲載するという手法です。Webコンテンツとの親和性が高い広告掲載ができることから、コンテンツ連動型広告とも呼ばれます。リスティング広告との違いは、画像とテキストをふんだんに活用できる点です。静止画だけでなくアニメーションを差し込むこともできるため、表現力が高く、効果的なアピールが可能です。
 

また、ディスプレイ広告はリスティング広告とは異なり、Webコンテンツに準拠した広告掲載となります。Webサイトを訪れたユーザーに対して潜在的なニーズの有無を呼びかけることができ、新規顧客の開拓に有効です。リスティング広告は「すでに欲しいものがある」という人に向けた広告で、ディスプレイ広告は「欲しいと思わせる」ための広告と言えばわかりやすいでしょうか。
 

ビデオ広告

先ほど話題になったビデオ広告は、その名の通り動画形式で広告を入稿するタイプの手法です。Youtubeやニコニコ動画など、主に無料動画共有サイトに差し込まれての運用がメインです。ビデオ広告が2020年に伸長したのは、巣篭もり消費とともに室内で過ごす時間が増えたことが要因として考えられます。特にYoutubeは今や若年層だけでなく、全年齢で利用が増えているため、今後はそれに伴うビデオ広告の多様化もありえるでしょう。


企業のPRや商品の販売促進など、TVCM感覚でも利用ができるため、映像を活用した有益なコンテンツの発信に役立つ媒体です。

 

SNS広告

SNS広告は、SNS上に掲載される広告全般のことを指しています。TwitterやInstagram、LINEなど、それぞれのサービスで独自の広告プランが用意されているため、見込み客に合わせたターゲッティングが求められます。
 

以前は若年層が利用するツールとして知られていたSNSですが、近年では40代以上のユーザーからも支持を集めています。そのため広いターゲットに向けて自社商品のアピールが可能な施策です。

 

Web広告運用に欠かせない不正被害対策

このように、Web広告の汎用性は非常に高く、これからも右肩上がりの成長が期待できる市場ですが、それと同時に問題視されているのが不正な広告運用です。

 

被害が拡大傾向にあるアドフラウド
 

アドフラウドは、本来意図しない方法で不正に広告を表示させ、広告主に対して人が実際に見ていない広告の請求を行い、広告費を水増しする詐欺行為です。
 

法的な取り締まりこそまだ進んでいないものの、すでに多くの被害を生んでいるため、近年は各企業による独自の取り組みが進んでいます。
事実、コロナ禍でインターネット利用が増えた2020年の半年間だけでも、少なくとも39.5億円にのぼるアドフラウド被害が生まれていることがわかっています。

参考:PR Times「コロナ禍のアドフラウド被害は39.5億円。アドフラウド対策ツール「Spider AF」、「アドフラウド調査レポート 2020年下半期」を発表 」

一社で数百万円から数千万円にのぼる被害を生み出すこともあるアドフラウドは、決して無視できない存在です。

 

アドフラウド被害を抑えるための施策も忘れずに

新たにWeb広告を導入する際には、アドフラウド対策に向けた施策も併せて導入することが求められます。不正クリックを検知し、不正アクセスを弾いて広告費用のかさましを防止することが可能です。

詳しいアドフラウド対策については、以下のページもご覧ください。

 

まとめ

Web広告市場は、ポストコロナの時代においてもその規模は拡大していくと考えられます。一方、Web広告運用にはアドフラウドなどの不正被害も常に付き纏います。十分な対策を行った上で、効果的なWeb広告運用を進めましょう。

 

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