
約600万円のアドフラウド被害を改善!ドリコムによるSpiderAF活用方法とは?
株式会社ドリコム 広告営業部
ゲーム事業、広告・メディア事業の取り組みを行うドリコム様。SpiderAFを昨年12月から導入いただきアドフラウド対策を強化されています。今回は広告営業部 運用制作グループ グループ長 近藤様、スペシャリスト 鈴木様にお話をお伺いしました!
目的
・アドフラウドを可視化し対策をさらに強化するため
課題
・アドフラウドがブラックボックス化しており可視化をするのが困難であった
・アドフラウドの種類に応じた対策が出来なかった
・調査に人的コストが掛かっていた
効果
・ROASの大幅改善
・広告費を有効なところに活用できた
・アドフラウドの状況を可視化でき、対策の精度が上がった

Contents
-SpiderAF導入前にはどのようにアドフラウド対策を行っていましたか?

鈴木様: 自社タイトルやクライアントの広告を取り扱い、日々進捗を追う中で、アドフラウド対策の重要性をさらに強く感じ、メディア側のアドフラウド対策の他、クライアント、エージェンシー側も対策を強化する必要があると判断し導入しました。
およそ600万円分!広告出稿費の約55%がアドフラウドと検知
-SpiderAFを導入してみて、ズバリいかがでしたか?
鈴木様:SpiderAF導入後、自社タイトルの月額広告費用1,000万円のうち約55%、およそ600万円分がアドフラウドとして検知されました。本来掛ける必要のない600万円分を、他の広告宣伝費や効果の良いメディアに予算を投下することが出来ました。
鈴木様:また今までは対策内容が限られていたのですが、 SpiderAFで詳細を可視化できたことによりアドフラウド毎の細かな分析ができるようになりました。
今後はアドフラウドを排除していきながら運用していきます。


対策後、広告の回収期間が3ヶ月→2ヶ月へ大幅改善!
-プロモーション改善の効果はありましたか?

3ヶ月かかっていたところ2ヶ月程で回収できるようになりました。
近藤様:表面上の数字が先行してしまいがちですが、一歩先のユーザーの質という部分をプロデューサー、ディレクターとキャッチアップし要因分析をしています。
要因の中にアドフラウドが入っていることを理解しなければゲーム設計を疑ってしまうこともあります。
アドフラウド対策はどこから着手すべきか
-アドフラウドは知っているけれど何をしたら良いかわからないという方は多いと思います。何から始めるべきでしょうか?
近藤様:まずは現状把握をするところから始めるべきだと思います。広告出稿しているならば、どれくらいのアドフラウドが混在しているのか正しく状況を理解すべきです。
その上で、手探りな状況になりますが、アドフラウドの条件を決め、どう排除し予算を消化していくかという各論まで入っていきます。
時間、工数もかかりますが重要な点なので一つひとつ着手していかなければなりません。
そういった意味でSpiderAFはサポート体制も整っておりスムーズに進めることができました。
アドフラウド対策は誰がすべきか
-広告商流の中でアドフラウド対策はどの事業者が行うべきだと思いますか?

近藤様:基本的には、広告配信に関わるすべての人がアドフラウド対策に取り組まなければならないと思います。
ただ、最初に気づくべき人は現状把握ができるデータを見ることができる人だと思います。
我々も、「自分たちは大丈夫」という先入観がありましたが、フタを開けるとまさかここまでアドフラウドが発生しているとは思っていなかったのが率直な感想です。
まずはお試しで良いのでどれくらいアドフラウドが発生しているのか診断してみて危機感を持つことが大切だと思います。(SpiderAFではアドフラウド無料診断を実施しています!)
アドフラウドを理解し、いち早く対策を!
現状把握をすることで、場合によっては現場担当者が今まで出ていたアドフラウドを認めることとなり、責められてしまうこともあるかと思います。
そこを上手く乗り越えられたポイントはどこにありますか?
近藤様:ドリコムの新しいことにチャレンジしていく、変化に柔軟に前に進んでいく企業文化もありますが、アドフラウドがそもそもどういう仕組みで、現状はどうなっているか経営層も含めて正しく理解していけた点、また会社として広告出稿業務をインハウス化していた点もあるかと思います。
ありがとうございました!
アドフラウド勉強会では今回インタビューさせていただいたドリコム様もご登壇されます。後日ブログにてイベントの様子をお伝えします!