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[Google]iOS14トラッキング防止機能に向けた準備方法と注意点

AppleがiOS14のリリースと同時にトラッキング防止機能を搭載することを発表して、広告主を驚かせました。従来のようにIDFA取得が行えなくなり、ユーザーの承諾を得なければいけなくなることから、広告運用に大打撃が出ると騒がれていました。

この新機能のリリースは、2021年初旬に延期されましたが、この延期期間中に対策を打たなければいけません。Googleは①Google Mobile Ads SDKのアップデート②App Tracking Transparencyの実装③SKAdNetworkの実装の3つの対策を推奨しています。
 

iOS14トラッキング防止機能に向けた準備3つ

iOS14の新機能「トラッキング防止機能」のリリース日は延期されましたが、2021年初旬には正式にリリースすることが発表されています。Google Mobile Adsで新機能リリース後も広告配信や広告運用が行えるように、以下の3つの準備をしておきましょう。
 

1. Google Mobile Ads SDKをアップデートする

Appleの新機能のトラッキング防止機能に対応したGoogle Mobile Ads SDKにアップロードしましょう。新機能リリース後にIDFAを取得するためには、7.69.0以上へのバージョンアップが必要です。7.69.0バージョンのGoogle Mobile Ads SDKは、コチラからダウンロードできます。7.69.0以上にバージョンアップすることで、トラッキングを承諾したユーザーのIDFAが取得できるようになります。
 

[参照ページ]Google Admob公式ガイド「グーグルモバイル広告SDK」
 

2. App Tracking Transparencyを実装する

ユーザーに対してIDFA取得の許諾を得るためのダイアログ表示をさせるために、Appleが提供しているフレームワーク「App Tracking Transparency」を実装します。ATTのフレームワークを組み込むことで、ダイアログ表示がされるようになります。
 

Googleが提供するUMP SDKとファンディングチョイスの機能を組み合わせることで、IDFA取得許可のダイアログ表示ができます。ファンディングチョイスは、Google Ad Managerから利用することができるため、自社でメッセージ機能を実装するよりも簡単に対応できるので便利です。UMP SDKを使用した設定方法は、コチラのページを参考にしてみてください。

[参照ページ]Google Admob公式ガイド「iOS14+の準備」
 

3. SKAdNetworkを実装する

アプリ広告の効果測定のために、Appleが提供するフレームワーク「SKAdNetwork」を実装してください。このフレームワークは、コンバージョントラッキングをサポートしているため、IDFAが取得できない場合でもアプリ広告の効果測定が行えるようになります。SKAdNetworkを実装方法は、コチラのページを参考にしてみてください。
 

 [参考ページ]Google Admob公式ガイド「SKAdNetworkを有効化する方法」
 

iOS14トラッキング防止機能に向けた準備の注意点

Appleがトラッキング防止機能を正式にリリースすると、従来通りの広告運用や効果測定が行えなくなります。そのため、①Google Mobile Ads SDKのアップデート②. App Tracking Transparencyの実装③SkAdNetworkの実装をする必要があります。しかし、準備手順を間違えてしまうと、広告収入で大打撃を受けてしまいかねません。そのため、トラッキング防止機能に向けた準備の注意点を把握しておきましょう。
 

1. リリース前後にATTフレームワークを実装する

トラッキング防止機能リリース後は、IDFA取得の承諾をユーザー側に求めなければいけません。トラッキング防止機能がリリースされるまでは、従来通りIDFA取得できます。
 

早期にATTフレームワークを組み込むと、何も知らないユーザー側はセキュリティ面に不安を感じて、オプトアウトを選択してしまいかねません。広告運用に影響が出るため、トラッキング防止機能のリリース直後まで、ATTフレームワークを実装するのは控えましょう。
 

2. ダイアログ表示で承諾率を上げる方法を考える

トラッキング防止機能リリース後は、ユーザーの端末にダイアログ表示をして、IDFA取得の承諾を得ていかなければいけません。ユーザーから承諾を得られる企業ほど優位な立場になれるため、承諾率を上げる方法を考えましょう。
 

IDFA取得することで得られるメリットを訴求することで、ユーザー承諾率を向上させることができるでしょう。そのため、アプリマーケターは承諾率を高めるための同意フローとUI設計を考えていかなければいけません。
 

トラッキング防止機能は、2020年秋に搭載される予定でしたが、2021年までに延期されました。この延期期間を有意義に活用してテスト調査をしておきましょう。有名企業のダイアログ表示を参考にする方法もおすすめです。
 

3. SKAdNetworkはテストしておく

IDFA取得が拒否された場合は、SKAdNetworkで広告計測をしていくことになります。トラッキング防止機能リリース前に、SKAdNetworkを実装してテスト運用をしてみましょう。SKAdNetworkはきめ細かな計測ができなかったり、さまざまな制約が出ます。これらの制約を理解しておくことで対応策が検討できます。
 

4. 新機能リリース後は広告運用を監視する

トラッキング防止機能が正式にリリースされた、数週間は広告収益化の構造を慎重に監視しましょう。オートメーション機能はオフにして、従来の広告運用とどのような違いがあるかを把握しましょう。また、IDFAを使用できないことによるBIツール、MMPまたはアナリティクスとの連携に影響がないことも確認してください。
 

補足:不明点は開発会社に相談しよう

トラッキング防止機能が正式リリースされるまでに、ユーザーからIDFA取得の承諾率を上げるダイアログ表示を作りあげること、SKAdNetworkを活用した広告効果計測に慣れておく必要があります。

 

とくに、IDFA取得の承諾率を上げれば、従来通りの広告運用が行えるため、IDFA取得の承諾率を上げられた企業が優位な立場に立てることになるのです。そのため、ダイアログ表示の最適化が欠かせません。      

 

まとめ

Appleがトラッキング防止機能を搭載すると、従来の様にIDFA取得ができなくなります。このような変化に対応するために、新機能リリース前までに以下の3つの準備をしておきましょう。

  1. Google Mobile Ads SDKのアップデート
  2. App Tracking Transparencyの実装
  3. SKAdNetworkの実装

各フレームワークの実装方法は、Google AdMobの公式ガイドで紹介されています。ぜひ、公式ガイドを参考にしてみてください。また、準備に向けた注意点もあるため、延期期間に正しい手順で準備を進めてみてください。

 

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