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不正ログインの手口とは?その狙いと対策方法をご紹介

サイバー犯罪の手口は毎年高度化し、数年前には最新のセキュリティ環境であったものが、今では陳腐化しているというケースも珍しくありません。そのため、サイバーセキュリティーは常にアップデートを続ける必要があります。

サイバー犯罪の手口として一般的なものの一つに、不正ログインが挙げられます。今回はこの不正ログインの目的や手口、そして有効な対策方法ついてご紹介します。

 

不正ログインとは

不正ログインは、SNSやメールアカウントなど、私たちが普段から利用しているアプリやWebサービスのアカウントへ第三者が不正にログインするというものです。
 

ご存知の通り、現在のあらゆるサービスはIDとパスワードがわかれば、誰でも簡単にそのアカウントへアクセスできます。
 

最近では不審なアクセスをIPアドレスなどから割り出し、自動でブロックする設計になっているものもあります。
 

しかし不正ログインの被害は明確には減っておらず、むしろ被害数は増えつつあるのが現状です。

 

不正ログインの狙いと実際の被害状況

不正ログインの目的としては、主に三つの理由が考えられます。一つは愉快犯によるイタズラ目的の犯行、二つ目が個人情報の収集、三つ目が別の不正の足がかりにするというものです。

 

イタズラ目的の犯行
 

ネット上で知名度の高いアカウントに対して頻繁に行われているのが、愉快犯によるアカウント荒らしです。世界のセレブリティや有名人は多くの衆目を集めるため、格好の的となります。
 

最近では女優である吉岡里帆さんのInstagramが乗っ取られたとして、ニュースになっていました。
 

ただのイタズラで終われば被害は小さく済みますが、それでも不正ログイン被害であることに変わりません。後述の用途に悪用される可能性もあるため、油断はできないところです。

 

個人情報の不正取得

不正ログインをサービス側で検知できなかった場合、犯人がそのままログアウトすれば、利用者が不正ログインに気づくことは困難を極めます。

また、これは個人のアカウントであれば一人の情報流出ですみますが、組織のアカウントとなれば話はさらに深刻です。
 

会社のサーバーにある複数人の個人情報が丸ごと抜かれてしまうなど、甚大な被害が発生する可能性もあります。

 

別の不正行為の足がかりにも

さらに悪質なケースが、個人情報が不正に取得されただけでなく、別の不正行為に悪用されるパターンです。
 

数年前、SNSであるLINEのアカウントが何者かの不正ログインによって乗っ取られ、その友人へ無差別に「プリペイドカードを買ってきて欲しい」とメッセージを送る事件が多発しました。
 

これも典型的な不正ログインによる犯罪行為の一つで、意図しないところで犯罪行為に巻き込まれてしまうというケースです。

 

実際の不正ログインの手口

不正ログインの手口は多角化しており、様々なアプローチでアクセスを試みようという動きが存在します。以下は不正ログインの手口としてポピュラーな手段の一例です。

フィッシング

フィッシングとは、メールなどで不特定多数のアカウントに架空のホームページや本物のサイトに酷似した偽装ページを共有し、IDやパスワードを入力させるというものです。
 

銀行やクレジットカードの会員ページ、SNSなど様々なページに偽装しているだけでなく、近年は非常に精巧にページが作られているため、本物と判別がつかないケースもあります。
 

気づかないうちにIDが流出していた場合、このフィッシングによる被害であるケースがほとんどです。

 

総当たり攻撃・辞書攻撃

すでにメールアドレスやアカウント名が知られている場合、パスワードを総当たりで解読されるケースもあります。あるいはそのアカウントに関連するワードを特定しながら、パスワードを推測して探り当てる手口も存在します。
 

これは辞書攻撃と呼ばれ、パスワードを推測しづらいものにする必要があるのは、この手口を回避するためです。

 

漏洩したパスワードリストの悪用
 

どれだけ個人情報管理に力を入れていても、サービス元から情報が流出した場合、個人で防ぐ手立てはありません。
 

企業の情報漏洩などはよくニュースになりますが、企業情報は闇サイトにおいて高値で取引され、不正ログインの足がかりに利用されています。

 

不正ログイン対策に有効な施策

このような日々高度化する不正ログインによる被害から個人情報を守るため、サービスの利用には最大限のセキュリティ意識を持つことが求められます。

強固なパスワードの設定と定期的なアップデート

最も簡単で、尚且つ効果的な方法が、強固なパスワードの設定です。数十文字にわたるパスワードと無意味な英数字の羅列は、特定が困難なワードであり、総当たりでも時間を要するものです。
 

定期的なパスワードの更新も、さらに解読を困難にする有効な施策です。
また、OSなどのアップデートは常にセキュリティを最新の状態にするのに必要なプロセスです。こちらも確実に行うようにしましょう。

 

不正対策が徹底しているサービスの利用

情報漏洩をはじめとする不正行為の被害を利用者として回避するためには、対策が徹底したサービスの利用に限定するということも重要です。
 

Spider AFでは、ネット上で頻発するアドフラウド(広告詐欺)被害から事業者を守るべく、最新の不正検知システムを活用して怪しいアクセスや不正なクリックを未然に防止しています。
 

あらゆる脅威に対して高いセキュリティ意識を有している企業のサービスを利用し、安全なインターネット環境を実現しましょう。

 

おわりに

不正ログインの発生件数は増加傾向にあり、今後も様々な被害や手口が生まれてくることが懸念されます。
 

まずは身近なアカウントのセキュリティ対策を見直し、利用サービスに脆弱性を抱えているものがないか確認しておくと良いでしょう。

 

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