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【6月16日】最新グローバルアドテクニュースまとめ:Apple iOS15プライバシー対策を発表、Amazon 保護違法で4.25億ドルの罰金の恐れ、Googleより平等なアドテク構築へ

毎週、海外におけるアドフラウド・アドベリ情報を厳選し、1週間の知っておくべきニュースをまとめてお届けします。今週のピックアップニュースはこちら:

Apple、さらなるプライバシー対策強化を発表

Appleは先日開催された世界開発者会議(WWDC)で、iOS 15のソフトウェアアップデートの一環として、今年後半にリリースされる最新プライバシー機能を発表しました。Appleがプライバシーに関してまず力を入れているのは、iCloud MailのMail Privacy Protectionです。この新機能では、送信者のIPアドレスを取得せず、ユーザーの他のオンライン行動を連携させません。 例えば、位置情報を受信したり、ユーザーがいつメールを開いたかを正確に把握することもできなくなります。

また、プライバシーに関しての改善はSiriにも施されています。デバイス上にSiriの音声認識機能を搭載することで、Siriと交わす音声データがデフォルトではクラウドに送信されず、インターネットに接続しなくても簡単なタスクを実行することが可能になります。 iCloudのプライバシーに関するアップデートも行われます。

最後に、Appleは「iCloud+」という新サービスもリリースします。ユーザーの端末から出るトラフィックは暗号化され、メールの非表示などを選択することができます。このサービスは、HomeKit Secure Video等にも対応し、iCloudの既存価格に含まれる予定です。
 

Amazon、GDPRデータ保護違法で4.25億ドルの罰金の恐れ

先日EUのプライバシー規制当局がAmazonに対して、4.25億ドル(約486億円)以上の罰金を科す可能性を示しました。ルクセンブルクのデータ保護委員会(CNPD)は、Amazonのプライバシーデータ保護違法に対する制裁として、罰金を科す決議案を26のEU内国家機関に配布しました。CNPDは、AmazonのEU本部がルクセンブルグにあることから、EUにおける主導的なAmazonに対するプライバシー規制機関となっています。

Amazonの担当者はコメントを控えましたが、同社は顧客のプライバシー保護を優先し、事業を展開するすべての国で法律を遵守するとこれまで述べています。なお、ルクセンブルクでの訴訟は、Amazonによる欧州一般データ保護規則違反の疑いによるもので、同社のクラウドコンピューティング事業であるAmazonウェブサービスとは関係ありません。
 

Google、ACCCの調査でより平等なアドテクの構築へ

Googleは、フランスの反トラスト規制当局から2.2億ユーロ(約2.9億円)の罰金を科せられました。それを受けて、同社は広告エコシステム全体を変更することを明らかにしました。Googleは、フランス当局に罰金を支払うとともに、アドテクノロジー運用の再構築を約束しました。

Google Franceの担当者は発表の中で、Googleは今後、パブリッシャーや広告主が同社とサードパーティの製品を容易に併用できるようにしていくと明らかにしました。またGoogleは、Ad Manager上のパブリッシャーと他のSSPの直接交渉を制限しないことを確認しました。

Googleのアドテクに対する変更は、オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)がアドテクサービスに関する現地調査を継続する中で行われました。
 

先週のピックアップニュースはこちらでご覧ください。来週のまとめもお楽しみください!

 

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