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【4月7日】最新グローバルアドテクニュースまとめ:FLoCトライアルが全世界Chromeユーザーの5%に影響、iOS 14でアプリ5万件のアップデートが却下

毎週、海外におけるアドフラウド・アドベリ情報を厳選し、1週間の知っておくべきニュースをまとめてお届けします。今週のピックアップニュースはこちら:

Google、FLoCトライアルが全世界Chromeユーザーの5%に影響

Googleは先日、広告ターゲティングの代替技術であるFederated Learning of Cohorts(通称FLoC)の「Origin Trial」を開始しました。
 

このトライアルは現在、一部の地域のChromeユーザーの0.5%に展開されており、対象地域のユーザーは、広告やプライバシーの設定に関係なく、完全にランダムに選ばれます。また、Chrome でサードパーティCookieをオフにしているユーザーのみがデフォルトでオプトアウトされます。GoogleのFLoCチームは、アドテクノロジー企業が新しいデータを使ってよりよいモデルをトレーニングできるように、サンプルをユーザーの5%に増やすことを目指しています。
 

今回のOrigin Trialでは、Googleが保有する膨大なパーソナライズド・ブラウジング・データのキャッシュを利用して評価を行っています。将来的には、他のプライバシー保護技術を用いて、個人の閲覧履歴を参照しなくても広告ターゲティングができるようにする予定です。


引用先:https://blog.google/products/chrome/privacy-sustainability-and-the-importance-of-and/
 

iOS 14でアプリ5万件のアップデートが却下される可能性

Appleは、iOS 14の新しいプライバシーポリシーに抵触するアプリのアップデートを拒否し、プライバシーポリシーの適用に本腰を入れています。iOS 14.5では、ユーザーを追跡したいアプリに「App Tracking Transparency」のプロンプトを表示してユーザーの許可を得ることが要求されますが、そのリリースも近いと考えられます。
 

フランスの交通系スタートアップ企業Heetch社のAude Boscher氏は、同社のアプリが指紋IDを構築するMMP SDKが含まれているため、Appleの審査担当者によってアップデートを却下されたと述べています。Appleは、アプリのアップデートを拒否する際に開発者が承認のために提出したビルドのどこが問題なのかを説明します。今回5万件のアプリ開発者に、問題点はアプリがユーザーを識別できるツールを搭載していることだというメッセージが届きました。
 

アプリの承認を受けるためには、開発者はトラッキングを可能にする固有の識別子を作成する機能をアプリから削除する必要があります。また、Appleは、「ユーザーのデバイスの指紋IDを取るためのコードを隠したり、難読化したり、その他の方法でレビュープロセスを回避しようとした場合」、開発者のアカウントを取り消す可能性があると警告しています。

引用先:https://www.forbes.com/sites/johnkoetsier/2021/04/01/apple-rejecting-apps-with-fingerprinting-enabled-as-ios-14-privacy-enforcement-starts/?sh=78e08e043d19

 

95%の成功率でSnapの識別子はAppleの新機能を回避する?

Snapchatを運営するSnapは、個々のユーザーを特定するために約95%の成功率を誇る技術を用いて、App Tracking Transparencyの回避策をテストしました。Snapは、新しいプライバシーポリシーが施行されたらテストを中止するとしていますが、Appleのルールを破らずにできる他の手段もあると考えています。
 

しかし、Snapは「プライバシーを重視したソリューション」に取り組んでおり、個々のユーザーを追跡することはできないと認めつつも、Appleの新プライバシールールが施行されても、類似した関心を持つユーザーのグループ「コホート」を特定することができると考えています。

引用先:https://9to5mac.com/2021/04/02/workaround-to-app-tracking-transparency/

 

先週のピックアップニュースはこちらでご覧ください。来週のまとめもお楽しみください!
 

 

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