SEMで集客最大化を目指そう【3つのチェックポイントを紹介!】

サイト運営者や広告担当者にとって「SEM」は非常に重要なワードです。SEMは「検索エンジンマーケティング」を表す言葉であり、集客最大化を目指すうえでは、さまざまなSEM施策のなかから自社に最適な手法を選択することが大切です。

今回はSEM施策の代表的な種類について、それぞれの特徴やメリットを踏まえながら紹介していきます。よく似たマーケティング用語である「SEO」とは意味が異なりますので、それらの違いについても正確に理解しておきましょう。

SEMとは

SEMとは「Search Engine Marketing(検索エンジンマーケティング)」の略で、検索エンジンから自社サイトへ訪問者を増やすためのマーケティング手法を指す言葉です。SEMの代表的な手法には「SEO」や「リスティング広告(検索連動型広告)」がありますが、これらは「SEMに含まれるマーケティング施策の一部」という位置付けになります。

SEMとSEOの違い

SEMとSEOは名前が似ていることから混同されがちな用語ですが、両者には明確な違いがあります。SEMは前述のとおりであるのに対し、SEOは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略です。具体的にはGoogleやYahoo! JAPANなどの検索エンジンで検索した際に、検索結果の上位に自社サイトを表示させるための施策を指します。

SEOは数あるSEM施策の一つにすぎません。SEMとSEOを同じものとして捉えている人も少なくありませんが、それは誤りであるため正しい意味で覚えておきましょう。

SEMの種類

続いてSEMの種類をみていきましょう。ここでは5つのSEMの手法を紹介します。

SEO

SEOはSEMの代表的な手法の一つです。先ほど説明したとおりSEOは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略で、検索結果の上位に自サイトを表示させるための一連の施策を指します。たとえば「化粧品 20代」「化粧品 オーガニック」といった検索キーワードに対して最適なコンテンツを作成し、Google検索などでそれらのキーワードが検索された際に上位表示を狙うのがSEOです。

多くのユーザーは、検索結果で上位表示されたサイトをクリックする傾向があります。つまり検索結果の上位を取れれば高い集客率を期待できるのがSEOのメリットです。広告と違って掲載自体には費用はかからない点も大きな利点でしょう。

ただしSEOの上位表示には3か月〜半年ほどと長い時間がかかります。またほかの企業・個人もSEOでの上位表示を狙っているため、時間をかけたとしても自サイトが確実に上位を取れるとは限りません。

リスティング広告(検索連動型広告)

リスティング広告もSEMの代表的な手法です。リスティング広告は「検索連動型広告」とも呼ばれます。Google検索などでキーワード検索を行うと検索結果ページの上部や下部にテキスト広告が表示されますが、これらがリスティング広告にあたるものです。

リスティング広告は広告の一種であるため、運用には当然費用がかかります。具体的には広告が1回クリックされるたびに広告費を負担しなければなりません。

その代わりに、SEOのように「上位表示には3か月〜半年ほどかかる」といったことはありません。キーワードや入札金額などの設定さえ終わればすぐに検索結果に掲載されるため、施策実施から短い期間でアクセスを集めることができます。

>> Google広告ヘルプ|Google広告ご利用開始ガイド

>> Yahoo!広告|検索広告

Google検索の「ショッピング」タブ

洋服や家電製品といった形のある「品物」を取り扱っている場合には、Google検索の「ショッピング」タブへの掲載も検討しましょう。

このショッピングへ掲載するには、従来までは有料のGoogle ショッピング広告を使う必要がありましたが、2020年10月より無料の商品掲載枠も追加されています。とはいえ有料の広告枠のほうが優先して表示されるため、割ける予算を踏まえて選択するとよいでしょう。

なおショッピングへの掲載はGoogle Merchant Centerへの登録が必要です。登録から掲載までの詳細はGoogleの公式ヘルプをご確認ください。

Googleマイビジネス/Googleマップの「ローカル検索広告」

GoogleマイビジネスはGoogleが提供する無料サービスの一つで、自店舗の情報を登録することでGoogle検索やGoogleマップにその情報を表示させられます。

今はスマホの普及により、外出時でも「お店はGoogleマップで場所やレビューを確認しながら探す」というユーザーが非常に多くなっています。そのため店舗型のビジネスを展開している場合には、自店舗情報をGoogleマップに表示させておくのは必須といえるでしょう。

>> Googleマイビジネスヘルプ|ビジネスの登録とオーナー確認

さらにGoogleマップのローカル検索広告を使うことで、数ある店舗のなかから自店舗を上位に表示可能です。広告費はかかるものの店舗を探しているユーザーにダイレクトに情報を提示できるため、来店数増加などの集客効果が期待できます。

YouTubeの「TrueViewディスカバリー広告」

「TrueViewディスカバリー広告」は、YouTube広告の配信フォーマットの一つです。こちらはYouTube内の検索結果画面、関連動画枠、モバイルアプリのトップページの3つに掲載されます。

引用:Google|TrueView ディスカバリー広告

YouTube広告には動画の最中に強制的に配信される「インストリーム広告」もありますが、こちらは興味のないユーザーにも広告が配信されてしまい、広告費が無駄に発生してしまうデメリットがあります。一方TrueViewディスカバリー広告はユーザー自身がクリックしない限り広告費は発生しないため、高い費用対効果が期待できるでしょう。

ただし動画を1つ作成するのには時間も手間もかかります。また魅力的な動画内容を作成するのはもちろん、広告として表示される画像やテキストが訴求力の高いものでなければクリックにはつながりません。このように動画広告は高いクリエイティビティが求められる手法であるため、制作会社などへの外注も検討するとよいでしょう。

>> Google広告ヘルプ|動画キャンペーンの作成

最適なSEM施策を選ぶためのチェックポイント3つ

ここまで5つのSEM施策を解説してきましたが、これらはどのように使い分ければよいのでしょうか。ここでは最適な施策を選ぶためのチェックポイントを3つ紹介します。

予算はどれくらいか

まず重要なポイントは「使える予算に適した施策」を選ぶことです。取り扱っている商品・サービスにもよりますが、予算がまったくない場合はGoogle検索のショッピングタブへの掲載(無料枠)やGoogleマイビジネスの登録などから始めるとよいでしょう。SEOも掲載自体に費用はかかりませんが、検索結果の上位を取れる優れたコンテンツを作成するには時間と労力が必要であり、当然そこには人件費や外注費が発生します。

そのほかのリスティング広告やローカル検索広告などは広告費が必要となりますが、今回紹介した広告手法はいずれも「PPC形式(クリックされるごとに課金)」です。PPC形式の広告は低予算でも十分に始められるため、これらの広告手法も選択肢に入れつつ最適な施策を選んでいきましょう。

短期的な成果を狙うか、長期的な成果を狙うか

「短期的な成果」と「長期的な成果」のどちらを狙うかによっても打つべき施策は異なります。キャンペーンに合わせた集客など短期的に成果を出したい場合には、リスティング広告をはじめとする「広告手法」を選ぶとよいでしょう。広告費はかかるものの、その分コントロールできる部分が多く即効性が期待できます。

一方広告による短期的な集客ではなく、長期的に顧客を獲得し続けたい場合にはSEOが最適です。SEOは短期間ではなかなか成果がみられませんが、数か月かけて上位表示に成功すればその後は継続的にアクセスを集め続けられます。多くのユーザーの目にとまることでブランディングにもつながるため、企業にとって大きな資産となるでしょう。

コンテンツの量は多いか、少ないか

コンテンツの量(必要なページ数など)によっても選ぶべきSEM施策は変わります。単にキャンペーンの告知や商品・店舗紹介を行いたいだけなら、リスティング広告やGoogleショッピングタブ・Googleマップなどへの掲載がおすすめです。コンテンツ量が限られている場合は検索エンジンから評価されづらいため、SEOでの上位表示を狙うのは難しいといえます。

なお取り扱う商品やサービスによっては、TrueViewディスカバリー広告などの動画広告も検討しましょう。たとえばスマホアプリなどは実際に操作している様子を動画で流すほうが、アプリ全体の操作感やクオリティをよりユーザーに感じてもらいやすくなります。

まとめ

今回はSEMをテーマに、その種類や最適なSEM施策を選ぶためのポイントについて解説しました。

自社商品やサービスへの集客を考えるうえで、SEMは外すことのできない重要な施策です。リソースに余裕がある場合は、いくつかの施策に複合的に取り組むなどして集客を最大化していきましょう。

※ Spider Mediaに掲載されている見解、情報は、あくまでも執筆者のものです。Spider Labsはブログに含まれる情報の正確性について可能な限り正確な情報を掲載するよう努めていますが、必ずしも正確性を保証するものではありません。Spider Mediaの目的は読者への有益な情報の提供であり、執筆者以外のいかなる存在を反映するものではありません。見解は変更や修正されることがあります。