【3月10日】最新グローバルアドテクニュースまとめ:TAGとCAA、中国のデジタル広告不正に新基準、プライバシーファーストウェブに関するGoogle発表、ディズニー広告事業を自動化する計画

毎週、海外におけるアドフラウド・アドベリ情報を厳選し、1週間の知っておくべきニュースをまとめてお届けします。今週のピックアップニュースはこちら:

TAGとCAA、中国のデジタル広告不正に対抗する新基準を発表

アメリカの認証機関Trustworthy Accountability Group(TAG)は、中国広告協会(CAA)と提携し、TAGの国際基準を中国市場に導入しました。この提携は、中国の企業にデジタル広告における広告不正に対抗するためのツールを提供すると同時に、TAGの不正防止認証(Certified Against Fraud)を介して、これらの企業の取り組みを評価することを目的としています。

中国は広告詐欺の中心地として知られており、世界の広告詐欺の83%が中国で発生し、デジタル広告費用の30.7%を占めると推定されています。CAAとTAGは昨年4月にパートナーシップを締結し、CAAは直ちにTAGの国際規制基準を会員企業に適用しました。

これより中国で事業を展開する企業には不正防止基準の独自検証が必須となります。企業はTAGの不正防止認証プログラムに加えて、Brand Safety認証ツールを介して、広告の誤掲載リスクを最小限に抑え、Threat Exchange(脅威情報共有基盤)を利用してマルウェア等のデジタル広告サプライチェーンの不正対策に協力することができます。

プライバシーファーストウェブに関するGoogleの発表

昨年、GoogleはサードパーティCookieのサポートを終了する意向を発表し、その後多くの業界と協力してPrivacy Sandboxに取り組み、個人情報を保護しながらも広告主やパブリッシャーに成果をもたらすイノベーションを構築してきました。

しかしGoogleは、サードパーティCookieを段階的に廃止し、ウェブを使う際に個人を追跡するための代替識別子は開発しないこと、以後Googleのサービスで使用することはないことをブログで発表しました。

GoogleのFLoCの最新テストでは、サードパーティCookieを広告から外し、代わりに共通の関心を持つユーザーのグループの中に個人を隠すという方法が示されています。Googleは今月に発表予定のリリースで、公開テストとしてのオリジントライアルにFLoCベースのコホートを利用できるようにする予定で、第2四半期にはGoogle広告の広告主とFLoCベースのコホートのテストを開始するといいます。

ディズニー、5年以内に広告事業の半分を自動化する計画を発表

ディズニーは、5年以内にすべての広告業務の半分以上を自動化するという計画を打ち出しました。その計画の一環として、プログラマティック・エクスチェンジ(DRAX)を開発し、プログラマティック・バイヤーがディズニーのすべての広告インプレッションについて競合できるようにしました。

新たな買い手のニーズに応えるため、ディズニー傘下のスポーツ専門チャンネルESPNでもHuluでも、リニア、CTV、デジタルビデオを横断して、インベントリを購入しやすくしようとしています。バイヤーはまた、ディズニーの視聴者グラフを利用することで、視聴者を特定できるようになり、Cookieレス時代におけるディズニーの価値を高める可能性があります。

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