アドフラウド勉強会を開く理由とその勉強会について

7月18日に弊社とMomentumさん主催でアドフラウド勉強会がありました。

【Momentum × Phybbit】アドフラウド勉強会 第一回【増員】 (2018/07/18 19:00〜) 最初は50人くらい集まると想定していたのですが、あれよあれよと参加者が増え、全くのノンプロで総勢180人の規模となりました。

お暑い中ご参加頂いた皆様、誠に有難うございました!

今回はなぜこのような勉強会を開いた理由と内容、今後のプランについてまとめました。

 

 

なぜアドフラウド勉強会を開くのか

 

今回我々がアドフラウド勉強会を開くに至った理由は、以下の2つの理由です。

  • 「アドフラウド」をまだ良く知らない人が多い
  • 業界全体で取り組むという流れを作る

そもそも「アドフラウド」という言葉がこれほどバズワードなっている割には、よく知らない人が多く、知っている人達の中にもリテラシーの差があると感じていました。
これを交通整理し、広告に携わる人達全員の認識を標準化しなければ、いつまでたっても会話が噛み合わず、アドフラウドは撲滅されないじゃないか!
ということをZucksの金子さんと前田さんとお話していた際に、だったら勉強会やろうか!という軽いノリから始まったのがこの勉強会です。
その旨をMomentumの高頭さん、ファンコミの浅見さん、アイモバイルの甲斐さん、スーパーシップの池田さんに話すと、皆2つ返事でOKの連絡が頂けたので今回のイベントが発足しました。

実際、我々のSpiderAFは、SSP様、アドネットワーク様、DSP様、代理店様、広告主様に広くご利用頂いているので、尚のこと各事業者間の温度感や理解度の違いを感じる機会が多いです。
特に広告主様の中には、未だに「アドフラウドはアドネットワークやDSPの人達がどうにかしてくれもらえればいい」と思っている人達が多いように感じます。
しかし、下の図をご覧下さい。

アドウェイズの山田さん提供のイメージ

 

このように広告に携わる人はネットワーク事業者だけではなく、クライアント(広告主)様からメディア様まで数多くいます。
この中で現状一番頑張ってアドフラウドの対策を行っているのはネットワーク事業者の方々ですが、今アドフラウド対策に取り組んでるネットワーク事業者はだいたい被害者です。
この様にたくさんプレイヤーがいる中で、1人だけ頑張って全体をキレイにするのは無理だと思いませんか?
そもそも、上の図の左から右に商流は流れてるので、クライアント(広告主)から意識を変えてもらわないと、健全化されません。
クライアントが目先の数字(月次のクリック数やCV数)ばかりをKPIとして追っていると、その先の代理店やネットワークもそれに合わせざるを得ません。その結果アドフラウドの参入を許してしまっているのが業界の現状です。

従って、この勉強会のミッションは「アドフラウドを正しく理解してもらい、業界全体で取り組むよう啓蒙する!」です。

 

実際のアドフラウド勉強会の様子

 

実際のアドフラウド勉強会は、以下のように満席で立ち見も出るほどでした。

皆さん真剣な眼差し

 

「アドフラウドを正しく理解してもらい、業界全体で取り組むよう啓蒙する!」というミッションを掲げていた割には、6〜7割はネットワーク事業者で皆さん既にアドフラウドに詳しく、我々の想定を上回る専門的な質問が飛び交い、それはそれでよかったです。

トップバッターはMomentumの高頭さんで、アドフラウドの種類や発生方法の説明とIAS社との共同調査結果を説明して頂きました。

 

Momentumの高頭さん

 

※ 現在スライドシェア準備中なので、また準備できたら追記します。

次が弊社(Phybbit)の宮本で、他の広告成果やオーガニックユーザーを乗っ取る新型のアドフラウドとその対策の説明をさせて頂きました。

 

Phybbit宮元

 

以下が彼のスライドです。

BOTだけではない!新型アドフラウドによる新たな問題点 from Phybbit

以下のような報告があるように、アドフラウドが減っている様に見えても、次々と新しい方法が出てきます。SpiderAFでは、今後もいろんな新しいアドフラウドにも対応していきます。

www.econsultancy.com

 

最後は、パネルディスカッションでした。
モデレーターが池田さん、発表者はファンコミ 浅見さん、アイモバイル 大島さん、Zucks 藤井さんの豪華なメンバーで、会場からの質問やコメントも白熱し、一番盛り上がりました。

 

モデレーターの池田さん

左から、アイモバイル 大島さん、ファンコミ 浅見さん、Zucks 藤井さん

 

当日のパネルディスカッションのお題は、事前に参加者の皆さんから集めたのですが、かなり答えにくい質問が多くありました。

【パネルディスカッション質問内容】

  1. アドネットワーク事業者として、どのようなアドフラウド対策をしてますか?
  2. 実際に困っているアドフラウドで、一番多い事例とその対策は? 日本と海外でのアドフラウド対策の違い
  3. ビュースルー広告(動画・静止画それぞれ)についてどう思うか?
  4. オーガニック流入の割合が多い広告プロダクトとアドフラウドの線引の判断は?
  5. ぶっちゃけアドフラウドが多いアドネットワークはどこか?(具体的に)
  6. DSPサイドではアドフラウドでの広告配信費用を、追って支払い対象外にしているが、adnwでもそういった対応は今後行なっていくのか? 媒体へのアドフラウド率などの共有は行なっているのか?
  7. アドフラウド対応だけでは広告業界としては対策として不十分で、不正な広告をアドブロックする仕組みも必要だと思いますがどう思うか?
  8. 【僕の考えた、最強のアドフラウド】ネットワーク業者の皆さんがこんなアドフラウドあったら嫌だなって思う最強のアドフラウド手法をあげ、それへの対策について話し合ってほしい
  9. どうやったらアドフラウドは
なくなると思うか?

残念ながら、上記パネルディスカッションの詳細はSNS拡散NGとさせて頂いているため、本ブログでは割愛します。

しかし、会場ではかなり生々しい話が聞け、皆さん楽しめたようです。

次回も多くの質問内容をお待ちしております!

 

今後の方向性

 

上記で述べたように、この勉強会のミッションは「アドフラウドを正しく理解してもらい、業界全体で取り組むよう啓蒙する!」です。
今回のイベントの参加者はネットワーク事業者メインだったのですが、まだまだアドフラウド対策できていないネットワーク事業者さんもいると思いますので、そのような方々にアドフラウドを正しく理解してもらう手助けになればと思っています。

しかし、「業界全体で」という事を達成するには、ネットワーク事業者さんだけでなく広告主さんや代理店さんにも来てもらえるように工夫したいと思いました。

今後この勉強会を2ヶ月に1度くらいのペースで開催予定です。
お題も、「ブランドセーフティ」、「CPI型アプリ広告」や「スマホ・webのクリック型広告」といった、より限定した領域に特化した勉強会にしていきます。
また、実際にアドフラウド対応している広告主にもパネルディスカッションに参加してもらい、実害の程をお話してもらおうと思います。

 

こちらのグループで告知をしていく予定なので、興味のある方はご参加下さい。

adfraud-study-group.connpass.com

 

Phybbitでは、こんな勉強会イベントを促進して頂ける、PR・広報の方を絶賛採用中です。
ご興味のある方は是非お問い合わせ下さい!

phybbit.com/careers