アドフラウド対策をしないことの怖さとは何か?不正率の調査も紹介(後編)

アドフラウド(広告詐欺)の瞬間をリアルタイムで暴いてみた (前編)の続きです。

後編では、インストールハイジャックと呼ばれるアドフラウド(広告詐欺)が起こす問題とアドフラウド対策をしないことによる”怖さ”について解説します。
(この記事は広告主、広告事業者向けに執筆しています)

アドフラウド(広告詐欺)の犯人は誰か?

まず、アドフラウド(詐欺広告)がなぜ発生するかを考えてみます。
それには広告費というお金の流れを整理する必要があります。

インターネット広告の流れ
インターネット広告において、広告主が発注した広告は代理店やアドネットワークを経由して、メディアに掲載され、それをユーザーが閲覧するという流れが一般的です。

ここで重要なのはお金の出処は広告主で、たどり着くところはメディアです。

アドフラウドのほとんどは広告報酬を稼ぐために不正なメディアが虚偽の広告表示やクリック、成果を発生させています。
前編の動画では不正なメディアがアドフラウドをするために、一般の人達の端末にマルウェアを仕込み、気づかないうちにアドフラウドの加担をさせられていました。

 

インストールハイジャックの仕組みとは?

前編の動画でお見せしたインストールハイジャックの仕組みを改めて解説します。
まず、アプリ広告における成果計測(アトリビューション計測)をご説明します。

 
通常、上記のようなフローで最後にされたクリック(ラストクリック)から
広告アプリがどのメディアからインストールされたか
を測定し、その成果に応じて報酬がアドネットワークを通じてメディアへ支払われます。

それではインストールハイジャックの場合を見てみましょう。

 
このようにスマートフォンに入り込んだマルウェアがラストクリックを奪い取り、まったく違うメディアの成果となってしまいました。
前編でクリックやimpを送っていた動画が、インストールハイジャックとして“メディアBのクリック情報“を送っている状況でした。

 

アドフラウド対策しないことの怖さとは?

このようにインストールハイジャックは一般ユーザーのスマホにマルウェアを感染させ、広告成果の横取りを行います。

あくまでインストールしているユーザーは、そのアプリを使おうとしてダウンロードしているので課金率や継続率などのKPIは良く見えてしまいます。

そのため、アドフラウド対策をしていないと、計測ツール上でハイジャックに気づけず、効果が良いと思いこんで配信を継続/拡大してしまうケースが散見されます。

アドフラウドに気づかず予算を寄せると

 

ハイジャックを行っているメディアは横取りをしているだけなので配信を増やしても全体の獲得ボリュームは増えず、自然流入は減少し、他の良質なメディアの成果も奪われてしまいます。

そして最終的には横取りする種もなくなって、広告キャンペーンが全体が悪化してしまうのです。

キャンペーン全体が悪くなる。

 

アドフラウド率は30%超える状況!?


上記のグラフは、とある大手企業のソーシャルゲームのアドフラウド検知事例です。
なんと、アドフラウド率は30%を超えています。

つまり、仮に金額1,000万円の広告出稿をしていれば、
340万円も、アドフラウドをする犯人たちに横取りされていました。

アドフラウドを行うことで得をするのは、広告報酬を受け取る悪質なメディアです。
アドネットワーク提供会社や代理店、広告主といった広告に関わる全ての人が、アドフラウドの許さないようにアドフラウド対策していくことが重要です。

Phybbitはアドフラウド対策を進める全ての広告主、広告事業者を応援します。

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