逮捕された漫画村は、広告主からもお金を盗んでいた件。復活後の後継サイトにも注意。

人気漫画を無断で公開していた「漫画村」の運営者が逮捕されたのは記憶に新しいかと思います。推定被害総額はおよそ3,200億円と試算されています。運営者は広告収益によって莫大な利益を上げており、その一部にはアドフラウドによる収益も含まれていました。「ネット広告の闇」とインターネット広告のブラックボックス化が一言にされがちですが、「アドフラウドとはなにか」を解説することによって、どのように不正に広告費を稼いでいたのかその手口を紐解いていきましょう。

アドフラウドとは、「広告詐欺」または「不正広告」の名でも知られるインターネット上の不正行為で、反社会的勢力の資金源にもなっていることが指摘されています。

アドフラウド(広告不正)は反社会的勢力の二番目に大きな収入源に

ドメインスプーフィング (ドメイン偽装)

アダルトサイトや違法なコンテンツなどを掲載している悪質なサイト運営者が、故意に広告掲載先のドメインを偽装することで、あたかも健全なサイトかのように見せかけて、広告主の意図とは違うサイトに表示させ、不正に広告収益を得ようとする”サイトのなりすまし”です。

巧妙に偽装することによりアドネットワークや広告代理店、広告主が漫画村に広告が出ているとは知らずに広告が配信されてしまう恐れがあります。

ポップアンダー広告

あるWebページへアクセスした際に、広告表示用のウィンドウが既存のタブやウィンドウの後ろで自動的に開くタイプの広告です。

ユーザーが気づかぬ間にウィンドウを表示させ広告が立ち上がっているため、広告効果もほとんどありません。
これらはアプリのバックグラウンドでの広告再生にも似た手口で、クリックのしようがないことから、クリエイティブ制作や、広告結果の分析を行う人にとってもノイズとなり不利益が生じます。 今回のケースではユーザーが漫画を読んでいる裏で広告を表示させ、あたかも人が広告を見ているとして不正に広告費を搾取していました。

隠し広告

実際に広告を表示していないにも関わらず、システムに広告が表示されていると認識させる手法です。

目視では認識できない極小サイズの広告を掲載したり、ページの裏側に広告を表示して実際にはユーザーに見られていない広告により不正に収益を上げていました。これらの手法は、強制クリックやBOTによるクリックで生まれた異常なクリック率を薄める目的でも使われることもあります。 このようなアドフラウドの手口で数十億円もの広告費を不正に搾取していたと考えられます。

しかし、今回の「漫画村」運営者の逮捕はあくまで著作権侵害です。海外の事例ではアドフラウドにより刑事罰もありますが、現在日本ではアドフラウドによる逮捕事例はありません

逮捕のリスクがなく、広告主から広告費用を詐取できるという反社会的勢力にとっても非常にリスクが低く実入りの良いビジネスとなっているです。 検挙されないのは、証拠収集が困難という点もありますが、海外と比較するとアドフラウドに対するリテラシーが低い点も障壁となっているように見受けられます。

つまり広告主はもちろん、社会にとってまだ「アドフラウド」という不正行為が存在として認識されていないということです。

アドフラウドに対する情報を啓蒙し、広告主もそれに対しての防御策をしき、海外のような事例を作っていき、よりよい社会を築いていくことが重要なのではないでしょうか。


さて、弊社ではアドフラウドを根絶するべく、AI搭載アドフラウド対策ツール「SpiderAF」を開発し様々な企業でご活用いただいています。アドフラウド対策についてのご相談はお気軽に弊社までご連絡ください。
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